季節予報の理解と活用

~グローバル気候システム研究の最前線~
趣旨
異常気象が顕在化する中で、「今の地球はどうなっているのか?本当のところが知りたい!」という声が世の中で多く聞かれるようになっています。
平成29年には、産学官連携により「気象ビジネス推進コンソーシアム」(事務局:気象庁)が立ち上がり、衣食住に関する生産調整、除雪や濁水対策等の社会インフラ整備に季節予報を利用する等、気象データとIoT等の組み合わせによるビジネス等への利活用を推進しています。気象データを活用するためには、グローバル気候システムの変動や地球温暖化とのかかわりを理解する必要があります。
本講座では最先端の気候変動科学を講義し、その有用性を分かりやすく解説します。日々の天候解説に携わっているメディア関係者や気象予報士、さらには企業、自治体等で季節予報を活用したいと考えている方々を対象とした効率よく学べるプログラムです。
なお、本講座は、気象予報士会のCPD(継続職能研修)の認定を受けており、
各回2.5CPDポイント、全回受講で15CPDポイントが付与されます。
*講師や参加者同士の情報交換の場として、6/22に長めのコーヒーブレイクを予定しているほか、最終回は、つくばキャンパスにて懇親会を企画予定です。
講師
植田 宏昭 (筑波大学 生命環境系 教授)
田中 博 (筑波大学 計算科学研究センター 教授)
原田 真理子 (筑波大学 生命環境系 助教)
前田 修平 (気象庁 地球環境・海洋部 気候情報課長)
今田 由紀子 (気象庁気象研究所 気候研究部 主任研究官)
開催日程
開催場所:筑波大学 東京キャンパス 文京校舎(茗荷谷)/筑波大学 筑波キャンパス (つくば) /秋葉原UDX 南ウィング5階カンファレンスF(秋葉原)
開催時間 13:30~15:00、15:30~16:30
日程 | 講座内容 | 担当教員 |
第1回 秋葉原 6月1日(土) | グローバル気候システムから見た日本の気候の成り立ち (モンスーン、大気海洋相互作用、定住ロスビー波[テレコネクション]、松野・ギル応答) | 植田 宏昭 |
第2回 茗荷谷 6月9日(日) | 夏の気候変動を引き起こすメカニズム (エルニーニョ、遅延振動子、インド洋蓄熱効果、猛暑、集中豪雨、ポテチショック) | 植田 宏昭 |
第3回 茗荷谷 6月16日(日) | 極域および中高緯度の気候変動と日本の季節予報 | 田中 博 |
第4回 秋葉原 6月22日(土) | 季節予報の利活用と展望 | 前田 修平 |
第5回 秋葉原 6月29日(土) | 異常気象における温暖化の寄与 46億年の地球史から見た現在の地球 | 今田 由紀子 原田 真理子 |
第6回 つくば 7月6日(土) | 冬の気候変動予測、地球温暖化とモンスーン (豪雪、南岸低気圧、気候ハイエイタス、雨 / 風パラドックス、台風頻度) | 植田 宏昭 |
受講対象者
気象予報士、気象キャスター、自治体、関連企業など
受講人数
50名(最低開講人数:25名) 先着順
受講費用
1名 35,000円(税込)
修了証発行
6日間で3分の2以上のプログラムに参加した受講者には、筑波大学発行の受講修了証が授与されます
受付期間
2019年5月12日(日) 募集期間延長
2019年5月21日 (火)まで
開講場所
秋葉原UDX 南ウイング5階カンファレンスF
筑波大学 筑波キャンパス
講座内容








