コミュニティヘルス&フィットネスコーディネーター養成(専門基礎)講座

趣旨
この講座は、10年間の大規模地域介入研究「かさまスタディ」の成果より、高齢者個人のヘルス&フィットネス(体力・健康状態)を向上させるだけでなく、地域全体の健康度(コミュニティヘルス&フィットネス)を高め、延いては、その地域の新規要介護発生を抑制しうる、他の講習会等では実施されていない新しいコンセプトに基づく地域の健康増進・介護予防コーディネート・ノウハウを伝授します。
体育科学の視点から、地域の互助機能を最適化し、効果的な健康づくり・介護予防支援システムの構築と運営を担う人材養成を目的とし、最新理論と現場での確かな実績(成功例)に裏付けされた充実のカリキュラムで健康づくり・介護予防支援システムの構築と運営をおこなえる専門資格者養成を目指します。
講師
※順不同、敬称略
大藏 倫博 筑波大学体育系准教授・高細精医療イノベーション研究コア長
城寳 佳也 筑波大学 非常勤研究員
藤井 啓介 関西医療大学 保健医療学部 講師
辻 大士 千葉大学 予防医学センター 特任助教
佐藤 文音 高知大学 地域協働学部 助教
開講日程
受講対象者
コミュニティヘルス&フィットネスコーディネーター養成(基礎)講座を修了された方
受講人数
20人まで(最低開講人数10人)
受講費用
49,500円(税込)
募集締切日
2020年1月20日(月)まで
修了証発行
3日間全プログラムに参加した受講者には、筑波大学発行の受講修了証が授与されます。
なお、「基礎講座」・「専門基礎講座」・「専門講座」まで全プログラムを修了した受講者には、一般社団法人マットス協会発行のコミュニティヘルス&フィットネスコーディネータ-認定証が授与されます。
※こちらの申込ページは「専門基礎講座」となります。
健康運動指導士および健康運動実践指導者の方は、登録更新単位として講義15.5単位、実習2.5単位が認められます。
※同一内容の講習を複数回受講した場合は、2回目以降は単位が認定されませんのでご注意ください。
コミュニティヘルス&フィットネス(CHF)コーディネーター養成講座の全体像
平成29年よりスポーツ基本法に基づき「第2期スポーツ基本計画」が策定され、その中に「スポーツで社会の課題解決に貢献し、前向きで活力に満ちた日本を創る」ことが示されています。このスポーツ基本計画に沿って、「高齢者世代のスポーツ参加促進に向けた方策」では、「地域コミュニティを通じた健康づくり」が今後の地域において求められる方向性として掲げられています。
大藏研究室の10年間の大規模地域介入研究「かさまスタディ」により、高齢者の健康づくりと介護予防支援に関する膨大な体育科学的知見、および卓越した指導・測定・評価ノウハウが創出されその研究成果を講座にしました。ステップアップ式で3講座受講しCHFコーディネーターの資格を手に入れましょう。
日程詳細
時間 | カリキュラム | 担当講師 |
9:00-10:00 | 健康度(問診、基本属性、体力)測定法の講義 | 城寳 佳也 |
10:05-11:05 | 健康度(問診、基本属性、体力)測定法の実習 | 城寳 佳也 |
11:10-12:10 | 健康度(問診、基本属性、体力)測定法の実習 | 城寳 佳也 |
13:15-14:15 | 健康度(問診、基本属性、体力)評価法の講義・演習 | 藤井 啓介 |
14:20-15:20 | 健康度(問診、基本属性、体力)評価法の演習 | 藤井 啓介 |
15:25-16:25 | 健康度測定評価法に関するディスカッション (PDCAサイクルへの活かし方:演習形式) | 藤井 啓介 |
時間 | カリキュラム | 担当講師 |
9:00-10:00 | 健康度(認知機能、心理・社会的機能、地域全体など) 測定法の講義 | 藤井 啓介 |
10:05-11:05 | 健康度(認知機能、心理・社会的機能、地域全体など) 測定法の実習 | 藤井 啓介 |
11:10-12:10 | 健康度(認知機能、心理・社会的機能、地域全体など) 測定法の実習 | 藤井 啓介 |
13:15-14:15 | 健康度(認知機能、心理・社会的機能、地域全体など) 評価法の講義・演習 | 辻 大士 |
14:20-15:20 | 健康度(認知機能、心理・社会的機能、地域全体など) 評価法の演習 | 辻 大士 |
15:25-16:25 | 健康度測定評価法に関するディスカッション (PDCAサイクルへの活かし方:演習形式) | 辻 大士 |
2月16日(日)
時間 | カリキュラム | 担当講師 |
9:00-10:00 | 社会的背景、国の方針(法律・施策) コミュニティヘルス&フィットネスコーディネーターの 定義・意義 | 大藏 倫博 |
10:05-11:05 | かさまスタディの成り立ち(歴史) | 大藏 倫博 |
11:10-12:10 | 「地域における健康づくりのあるべき姿」に関する ディスカッション(演習形式) | 辻 大士 |
13:15-14:15 | 運動による健康寿命延伸効果 | 辻 大士 |
14:20-15:20 | 運動による健康づくりを普及させるための仕組み その1 ①生活機能の重要性 ②運動支援ボランティア養成 | 佐藤 文音 |
15:25-16:25 | 運動による健康づくりを普及させるための仕組み その2 ①持続可能な集いの場(運動サロン)の創出 ②運動サロンによる効果 | 佐藤 文音 |
開催場所
集合場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎(地下鉄東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」下車徒歩3分)
https://www.tsukuba.ac.jp/access/bunkyo_access.html