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Aコース 未来を拓くスクールリーダーシップ

筑波スクールリーダーズカレッジ~教育専門職の学びとネットワークづくり~ Aコース
講座|筑波大学エクステンションプログラム
概要
学校はいま、「主体的・対話的で深い学び」の実現、児童生徒の多様な個性の尊重、ICT の活用、「働き方」改革など、多くの課題に直面しています。教員一人ひとりの専門性を高めると同時に学校の協働性の確立が益々必要になっています。
本講座は、特定の職位に限定せず、一人ひとりの教職員が各自の専門的自律性に基づいてリーダーシップを発揮することを目指します。受講者どうしが横のネットワークを構築することも計画しています。新しい学びとネットワークを一緒に創りましょう
開講にあたって
オンライン講座(リアルタイムで行います)
 グループワークを実施するのでパソコンからの受講を推奨します!
講師
筑波大学人間系
※五十音順

朝倉雅史 (助教)
専門は教師教育学。教師の専門性と職能発達を支える仕組みを考察するため、主に教師の経験と認識に着目した研究を行っている。特に教師の職能発達を教科指導・教科外指導のみならず学校経営にも参画する変容プロセスとして捉え、教師教育、教科教育、学校経営を架橋する視点を重視している。その他、部活動改革に関する研究や現場の先生方との授業づくりにも取り組んでいる。

飯田順子 (准教授)
専門は学校心理学,スクールカウンセリング。援助を必要とする子どもをどのように学校で援助できるかに関して,教師,保護者,専門スタッフ(スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー)のチーム援助に関する研究・実践を行っている。また,いじめ予防やポジティブ心理学の学校教育への応用など,子どもの問題の予防に焦点を当てた教育(予防教育)に関する研究・実践を進めている。

岡典子  (教授)
専門は障害原理論。障害者を含め、いわゆるソーシャル・マイノリティの人びとに対する社会の態度や認識、インクルージョンの本質論などが主な関心事。具体的な研究テーマは、特別支援教育やマイノリティ政策の歴史研究、インクルージョンの国際比較研究など。さらに近年では、極限状況下におかれたソーシャル・マイノリティの典型的事例として、ナチス期ドイツのユダヤ人障害者問題にも着目している。

唐木清志 (教授)
私の専門は社会科教育学であり、その中でも特に公民教育に関心を持っている。これまでの研究では、子ども・若者の社会参加意識をどうやったら高めることができるかについて、社会科の指導法やカリキュラムを対象として研究を進めてきた。その延長線上で関心を持ったのが、シティズンシップ教育や主権者教育である。持続可能な社会の創り手として、子ども・若者を成長させる方法について、今後も研究を深めるつもりである。

佐藤博志 (教授)
筑波大学人間系教育学域教授(学校経営学)。筑波大学大学院博士課程教育学研究科教育基礎学専攻単位取得退学。博士(教育学)。オーストラリア・メルボルン大学客員研究員、長崎大学講師、岡山大学助教授・准教授を経て、2010年に筑波大学に准教授として着任。2021年2月、教授に昇任。2022年4月、人間学群教育学類長に就任。専門分野は学校経営学、教育行政学、比較教育学です。岡山大学時代以来、学校現場とのつながりを大切にして研究を進めています。主な図書として、『第三版,オーストラリア・ニュージーランドの教育―グローバル社会を生き抜く力の育成に向けて』東信堂、2020年(編著)、『一斉休校 そのとき教育委員会・学校はどう動いたか?』明石書店、2022年(分担執筆)、『コロナ禍の学校で「何が起こり、どう変わったのか」―現場のリアリティから未来の教育を描く―』東信堂、近刊(編著)があります。皆様と共に学べることを楽しみにしております。宜しくお願い致します。

浜田博文 (教授)
専門は学校経営学。個々の学校を一つの組織として捉え、各学校が自律的に教育実践を創造し展開できるための条件を追究している。子ども達が生き生きとした学びを展開するには、一人ひとりの教師が意欲的に教育実践に取り組むとともに、協働的に学校課題の解決に取り組むことが不可欠。そのような学校にとってのマネジメントとリーダーシップはどうあるべきか、を問い続けている。

平井悠介 (准教授)
専門は教育哲学。英米圏を中心とした市民教育理論・思想に依拠して、現代社会の社会的平等の達成、および民主主義の健全化を追究している。熟議民主主義の実現とそれを支える市民の育成が公教育だけではなく私教育においてもなされる必要があるという問題意識から、公権力が私的領域にどこまで介入できるかをめぐる現代のリベラリズム思想の議論を分析し、公教育と私教育を架橋する新しい市民教育を構想しようとしている。

藤井穂高 (教授)
教育制度論を研究テーマにしています。教育制度は教育を「枠づける」ものであり、そのプラスの面(たとえば、児童生徒の教育を受ける権利の保障)とマイナスの面(たとえば、教員の自主的・自律的な活動の制限)などをどのように調整すべきかを考えています。このごろは教育制度の原理とともに教育改革、特に国際的な教育改革に関心を持ち、日本に対する影響も研究の対象にしています。
開催日程
時間:各日13時45分 ~ 15時15分 /休憩15分/ 15時30分~ 17時
     (それぞれ講義 50分/グループワーク 40分)

Aコース:未来を拓くスクールリーダーシップ(学校管理職向け)
開催日 2023年6月10日~7月29日 全8日(8コマ)
   (6/10・6/17・6/24・7/1・7/8・7/15・7/22・7/29 全日土曜日)

Ⅰ.教育の基本理念と現代的動向  Ⅱ.教育改革の新潮流  Ⅲ.教師を元気にするスクールリーダーシップ
日にち講座内容 〈カテゴリー〉講師
第1回 6/10(土)教育における自由・平等・社会的公正 〈Ⅰ〉平井悠介
第2回 6/17(土)主権者を育てる教育 〈Ⅱ〉唐木清志
第3回 6/24(土)障害のある子どもと学校教育〈Ⅰ〉岡典子
第4回 7/1(土)学び続ける教師を支える諸条件〈Ⅲ〉朝倉雅史
第5回 7/8(土)教育制度の基本原理と現代的問題〈Ⅰ〉藤井穂高
第6回 7/15(土)学校改善のための学校評価〈Ⅲ〉佐藤博志
第7回 7/22(土)子どもの学校生活に対するチーム支援〈Ⅱ〉飯田順子
第8回 7/29(土)学校の自律性、学校の組織力、そして校長のリーダーシップ〈Ⅲ〉浜田博文
受講対象者
スクールリーダー/小・中・高の教員/校長/教頭/および教育委員会の指導主事など
受講人数
先着50名まで(最低開講人数5名)
受講費用
30,000円(税込)
修了証発行
全8日のうち6日のプログラムに参加した受講者には筑波大学発行の受講修了証が授与されます
受付期間
2023年5月28日(日)まで

筑波スクールリーダーズカレッジ 前年度受講者の感想

・いろいろな校種の先生方と意見交換ができたので、見識が広がった。
・なぜ今の教育がこうなっているのかを歴史的な観点から紐解いていただけたので、よく理解できた。
・管理職には本当に広い知見と対応力が求められるということを、再認識させられた。
・他県の先生方との交流がもっとあると良かったと思いました。
・人間関係はどこにいってもいろいろあるものです。そういった所にも踏み込んだ研修が用意されていたので参考になりました。
・ブレイクアウトルームの時間が少ない。もっと、情報交換したいです。
・学校組織についての内容は「教頭」としての役割を認識できた。
・学校改善のための学校評価についての内容は、具体的に学校評価ワークシートを用いたもので、実際に本校の学校評価を再考するのに参考とさせていただきました。

貴重なご意見をありがとうございました。
今年度はグループワークの時間を増やしより充実した講座をご提供いたします。

開催方法 オンライン講座(リアルタイム配信)
定 員 先着50名
受講料 30,000
受付期間 2023年5月28日(日)まで
受付は終了いたしました

※受講料は、消費税が含まれています。