~ダイバーシティ時代の共創型リーダーシップを学ぶ~
受講受付は終了いたしました
- 趣旨
- 本プログラムは、「筑波大学インクルーシブ・リーダーズ・カレッジ」と名付け、「 Diversity / Inclusion / Trans-creation(多様・共生・共創)」をキーワードとして、現代日本の喫緊の課題であるジェンダーや障害、多文化、世代に関する学びを得るとともに、それらの学びを通じて新しいリーダー人材を輩出することを目的としています。
- 開講にあたって
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小川 園子
筑波大学人間系/教授・人間系系長
五十嵐 浩也
筑波大学/特命教授
ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター/顧問新型コロナウイルス感染症の拡大は、私たちの日常を大きく変えました。「ニューノーマル」という言葉に代表されるように、私たちは今、これまで以上に不確実な、新しい時代に生きることを余儀なくされています。そして、この時代のなかでは、「人の多様性」に関わる多くの課題が一層顕在化して、私たちの目の前に押し寄せてきています。
例えば、「女性活躍」や「LGBT」、「発達障害」や「障害者雇用」、「外国人労働者」や「国際化」、「Z世代」や「世代間格差」といったキーワードは、コロナ禍の中で一層解決が困難な課題として組織に残り続けています。しかし、私たちはこれらの課題の本質をどれだけ深く共有できているでしょうか?「人」は本来あらゆる意味で「多様」な存在です。その表層のみをとらえていても、真の変化は生み出せません。私たちは「人の多様性」の本質をとらえる必要があるのです。本プログラムでは、上記のキーワードを含む「性別(ジェンダー)」「障害」「多文化」「世代」の4つのテーマを踏まえ、構成されています。筑波大学が有する学術的知見から「人の多様性」を多角的に理解するとともに、先進的な取り組みを進めている企業・団体からの最新事例や話題提供に基づくディスカッション中心のプログラムを展開します。いずれも産学官のダイバーシティ&インクルージョン分野の第一人者が登壇し、受講生と画面越し「密な」時間を過ごします。
これから社会はさらに多様化し、不確実性が増していくことは明らかです。そうした時代において新しい価値をともに創り出していく次代のリーダーシップを、本プログラムを通じて是非私たちとともに学びましょう。
- 特別講師
- ※敬称略、順不同
落合 陽一
筑波大図書館情報メディア系/准教授、デジタルネイチャー開発研究センター/センター長
ピクシーダストテクノロジーズ(株)/代表取締役CEO
博士(学際情報学)。2015年東京大学博士課程修了、2015年より筑波大学図書館情報メディア系助教 デジタルネイチャー研究室主宰。2017年12月「デジタルネイチャー推進戦略研究基盤」代表・准教授として着任。2020年6月デジタルネイチャー開発研究センター・センター長就任.専門はCGH、HCI、VR、視覚聴覚触覚ディスプレイ、デジタルファブリケーション。
熊谷 晋一郎
東京大学先端科学技術研究センター/准教授、東京大学バリアフリー支援室/室長
1977年山口県生まれ。新生児仮死の後遺症で、脳性まひに。以後車いすでの生活となる。東京大学医学部医学科卒業後、千葉西病院小児科、埼玉医科大学小児心臓科での勤務、東京大学大学院医学系研究科博士課程での研究生活を経て、現職。
出口 真紀子
上智大学外国語学部英語学科/教授
ボストン・カレッジ 人文科学大学院心理学科博士課程修了。専門は文化心理学。文化変容のプロセスやマジョリティ・マイノリティの差別の心理について研究。監訳書に『真のダイバーシティをめざして』(上智大学出版/2017年)など。
杉山 文野
トランスジェンダー活動家、株式会社ニューキャンバス/代表取締役
1981年東京都生まれ。フェンシング元女子日本代表。トランスジェンダー。早稲田大学大学院教育学研究科修士課程終了。2年間のバックパッカー生活で世界約50カ国+南極を巡り、現地で様々な社会問題と向き合う。日本最大のLGBTプライドパレードである特定非営利活動法人東京レインボープライド共同代表理事や、日本初となる渋谷区・同性パートナーシップ条例制定に関わり、渋谷区男女平等・多様性社会推進会議委員も務める。現在は一児の父として子育てにも奮闘中。
- 特別講師
- ※敬称略、順不同
プログラム・オーガナイザー河野 禎之
筑波大学人間系/助教セッション・オーガナイザー
梅田 恵
EY Japan株式会社 Diversity & Inclusion/担当ディレクター伊藤 義博
株式会社電通 電通ダイバーシティ・ラボ/代表松中 権
NPO法人グッド・エイジング・エールズ/代表、プライドハウス東京コンソーシアム/代表、
「なくそう!SOGIハラ」実行委員会 代表、
(一社)「Marriage for All Japan 結婚の自由をすべての人に」 理事アカデミック・アドバイザー
山口 香
筑波大学体育系/教授、
ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター/副センター長徳永 智子
筑波大学人間系/助教野呂 文行
筑波大学人間系/教授アカデミック・アドバイザー
ケイン 樹里安
大阪市立大学都市文化研究センター/研究員斎藤 環
筑波大学医学医療系/教授塚原 月子 (株式会社カレイディスト/代表取締役社長)
寺原 真希子 (一般社団法人「Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」/共同代表)
行木 陽子 (日本アイ・ビー・エム株式会社 グローバルビジネスサービス事業部/技術理事)
星川 安之 (公益財団法人共用品推進機構/専務理事・事務局長)
三村 一夫 (一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会/事務局長)
豊田 出夢 (元東京ディズニーシープロジェクト/推進メンバー)
玉井 菜緒 (株式会社ユナイテッドアローズ サステナビリティ推進部/副部長)
野村 朗子 (株式会社電通 東京オリンピック・パラリンピック局、ビジネス開発1部、シニア・ディレクター、電通ダイバーシティ・ラボ)
山元 圭太 (合同会社喜代七/代表、NPO法人日本ファンドレイジング協会/理事)
吉田 雄人 ((一社)日本GR協会/代表理事、前横須賀市長、NPO法人なんとかなる/共同代表、Glocal Government Relationz株式会社/代表取締役)E-ラーニング講師
佐々木銀河 (筑波大学人間系/准教授)
野口代 (東大阪大学短期大学部介護福祉学科/助教)
末富真弓 (筑波大学/学生部就職課ディレクター)
関根久雄 (筑波大学人文社会系/教授)
木村周平 (筑波大学人文社会系/准教授)
明石純一 (筑波大学人文社会系/准教授)
土井隆義 (筑波大学人文社会系/教授)
佐藤有耕 (筑波大学人間系/教授)
岡田誠 (富士通株式会社フィールド・イノベーション本部/フィールド・イノベーター、一般社団法人認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ/共同代表理事)
- 開催日程
- 2020年11月5日~2021年3月19日(全18回)
※本プログラムでは、総括となる最後の2回(3月18日と19日)において、受講生が各自で設定した課題について、プレゼンテーションとディスカッションを実施します。
そのため、2月18日(第13回)までを目安に各自でテーマを決め、3月4日(第15回)を目安にアウトラインを作成して提出し、3月18日(第17回)までに10〜15分程度のプレゼン資料を作成、発表していただく予定です。
詳細はプログラム初回で説明しますが、各自で課題意識をもって受講されることをおすすめします。
- 講座概要
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カリキュラムの流れ
- 受講対象者
- 企業やビジネスセクターの人材開発・マネジメント、リスクマネジメント、新規事業開発・市場開拓等の担当者のほか、行政や司法などの公共セクター、NPOやNGO等のソーシャルセクター、学校関係者等の教育セクター等で組織や業種を超えた協働・共創を目指しているビジネスパーソン
- 受講人数
- 定員30名 先着順(最低開講人数11名)
- 受講費用
- 通期:100,000円(税込)
アルムナイ通期:70,000円(税込)
※アルムナイ通期は2019年開講の「インクルーシブ・リーダーズ・カレッジ」を受講された方限定となります。
- 修了証発行
- すべてのプログラムで3分の2以上参加した受講者には筑波大学発行の受講修了証が授与されます。
- 受付期間
- 2020年11月1日(日)まで
- 開催方法
- 筑波大学エクステンションプログラムでは、コロナ禍につきオンライン講座を実施しています。配信方法には大きく2つのパターンがあり、リアルタイム配信(オンライン講座)と、録画配信(オンデマンド講座)に分けることができます。
第2期インクルーシブ・リーダーズ・カレッジ
○本プログラムはE-ラーニングとウェビナーで構成され、全てオンラインで実施します。いずれもインターネット回線に接続したPCやタブレット、スマートフォンが必要となります。
○E-ラーニングは筑波大学の動画配信システムを用いたオンデマンド形式(プログラム期間中に自由にアクセスして視聴する形式)で実施します。
○ウェビナーは、Zoomを用いたリアルタイム形式で実施します。また、必要に応じて使用するオンラインツールを別途案内する場合があります。Zoom及びオンラインツールの技術面(接続方法等)については原則として詳細なサポートはできませんのでご了承ください。
※詳細は受講者として決定された方にのみ追ってご連絡いたします。